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睡眠と認知症予防の深い関係 – 浅い睡眠が認知症リスクを高める?

突然ですが、オーストラリアのモナシュ大学の研究によると、60歳以上の方では「年間に深い睡眠がわずか1%減少すると認知症のリスクが27%増加する」ことが示唆されています。
そのため、深い睡眠を強化または維持することが、高齢者の認知症予防に役立つ可能性があります。そこで本日は住まいる介護ナビでも大切にしている『睡眠と認知症予防の深い関係』についてご紹介します。

1. 高齢者に多い睡眠障害とは?

高齢者は、加齢とともに睡眠が浅くなる傾向があり、高齢者に多い疾患の影響も伴い、不眠や睡眠障害がみられやすくなるといわれています。
高齢者の睡眠は次のような特徴がみられます。

高齢者は途中覚醒が多く、眠りが浅いため、実際に睡眠をとっている時間は若年者に比べて短いですが、睡眠のために寝床に入っている時間は若年層より長くなっています。
ただし、必要な睡眠時間以上は眠れないので、寝床に入っている時間が長くなっても、眠りの浅い時間が長くなると睡眠の満足度も低下することが言われています。

2. 質の高い睡眠のために意識したいこと

それでは、高齢者の方が「質の高い睡眠」をするために、どんなことを意識していけば良いのでしょうか。
その鍵は「適切な生活リズム」にありました。
睡眠の質をあげるために取り入れたい、5つのポイントをご紹介します。

例えば、「朝決まった時間に起きる」「ラジオ体操やウォーキングをして朝日を浴びる」「しっかりと朝食をとる」「夕方に軽い運動をする」「就寝の2−3時間前にゆっくりと入浴する」「寝室の睡眠環境を整える」などを意識することが大事です。

3. 「睡眠」への取り組み

『お客様の「生涯活躍」を実現する。』をコンセプトに展開する介護付有料老人ホームでは、「食事」「活動」「睡眠」の3つの生活習慣に独自のアプローチで取り組んでいるものもあります。
実際、上記にご紹介した「生活サイクル」をご入居者様の生活に取り入れるなど、「睡眠」への様々な取り組みを行っています。

住まいる介護ナビでは『センサーマットによる睡眠測定』を取り入れている介護付有料老人ホームもご紹介しております。入居者様の睡眠状態を測定し、睡眠の質を数値化。それらのデータを、個人個人のお食事や活動プログラムに活かしています。

終わりに

本日は、睡眠の重要性についてご紹介しました。高齢者の方々が質の高い睡眠を得ることは、認知症予防だけでなく、日々の健康と幸福感を高めるためにも非常に重要です。
住まいる介護ナビでは、皆様の快適な暮らしや生活、充実した日々をお過ごしいただけるよう、常に新しい取り組みを模索し続けています。