top
サポート トップ エリア 区民に愛される文京区のコミュニティバスBーぐる

区民に愛される文京区のコミュニティバスBーぐる

文京区を走るミニバス「B-ぐる」は、文京区の地域密着都市型コミュニティバスです。

運行は年中無休、20分間隔で「千駄木・駒込ルート」「目白台・小日向ルート」「本郷・湯島ルート」の3つの路線が区内を巡っています。

区民の生活の足として親しまれているだけでなく、文京区の名所や観光スポットへの交通手段としても利用できるため、車内には地域の住民だけでなく観光客の姿も見られます。

「Bーぐる」誕生の背景

文京区にはJRの駅はないものの、地下鉄やバスなど、公共の交通機関が充実しています。

一方で、駅やバス停まで坂道を移動しなくてはならない地域が多く存在しており、上下移動を補足するための交通ネットワークの形成が課題でした。

コミュニティバス「Bーぐる」の運行が開始されたのは、平成19(2007)年4月。

開始当初から運行を一手に担う日立自動車交通に対して、文京区が協賛金・補助金の形で側面的支援を行っています。

一般公募によって選定されたバスの愛称である「Bーぐる(読み:ビーグル)」は、文京(Bunkyo)のBを表していて、「文京区をぐるっとめぐるコミュニティバス」という意味が込められているそうです。

その名称から「ビーグル犬」がイメージキャラクターとなっており、兄の「びぃ」と妹の「るぅ」の愛らしいデザインが、バスの車体などに使用されています。

「Bーぐる」の運行概要

運賃は、大人・子供ともに1乗車100円(0歳の乳児は無料)で、同伴幼児(1歳~就学前児)は乗客1人につき2人まで無料です。

障害者手帳やシルバーパスによる割引きはないものの、文京シビックセンター(春日駅前)などの指定された停留所に限り、1回のみ無料で乗り継ぎができます。

1日乗車券は300円、1ヶ月定期券は3000円。

普通回数券は1000円で11回分(時差回数券は13回分)の乗車券がついており、普通回数券は隣接する北区のコミュニティバス「Kバス」との相互利用も可能です。

乗車券の提示で、文京区の文化・観光施設やレストランなどで特典が受けられるサービスもあり、運賃の支払には交通系ICカードも利用できます。(※サービス内容は予告なく変更になる場合あり)

歴史と文化に恵まれた緑豊かな文京区を効率的に巡ることができるのはもちろん、ミニバスの車窓から見える街の風景も魅力の一つです。

文京区の暮らしを支えるコミュニティバス

文京区ではコミュニティバスの誕生によって、多くの場所で坂道を上り下りすることなく目的地に向かうことが可能になりました。

停留所は比較的短い間隔で設置されており、交通空白地域の解消にも貢献。

また、大通りから離れた場所にある病院や、既存のバスが通れない小さな通り沿いにある老人ホームなどへのアクセス性も向上しています。

ポップでカラフルな外観が印象的な「Bーぐる」ですが、地域における役割は絶大で、文京区の住民の暮らしを支えながら走る、頼もしい存在といえるでしょう。