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いつまでも元気に!文京区における介護予防事業について

高齢化が進む中、要介護認定を受けるほどでないとしても、日常生活において何かしらの支援を必要とする人の割合も増えてきています。

元気なうちから要介護状態を予防するための対策を始めることが重要課題となっており、地域全体でのサポート体制が必須です。

今回は、文京区の介護予防に関する取り組みをご紹介します。

介護予防における施策の経緯について

平成12(2000)年4月にスタートした介護保険制度は、介護を社会全体で支えることを目的とした社会保険制度です。

以後、介護を必要とする人が適切なサービスを受けられるようになっただけでなく、要介護状態にさせないための介護予防事業も重視されるようになりました。

その後の改正によって、従来の介護予防事業(一次予防事業及び二次予防事業)は再編され、要支援の介護予防給付の一部(訪問介護と通所介護)とともに、新しく創設された「介護予防・日常生活支援総合事業(通称:総合事業)」へ移行。

同事業では、全市町村が保険者機能を発揮して自立支援・重度化防止に向けて取り組むための仕組みが制度化されており、平成29(2017)年4月の開始以降、地域の実情に応じたサービスが実施されています。

文京区の介護予防・日常生活総合支援事業の概要

介護予防・日常生活総合支援事業は、以下の二つに分類されています。

総合サービス事業(介護予防・生活支援サービス事業)

要支援1、2の認定者と、基本チェックリスト(健康質問調査票)で事業対象者と認定された人を対象とした「訪問型サービス」「通所型サービス」と、事業対象者向けの「短期集中予防サービス」があります。

一般介護予防事業

区内在住で65歳以上の(医師から運動制限を受けていない)人なら誰でも参加することができる「介護予防教室」のほかに、介護予防を広く周知するための「介護予防講演会」や体験型の展示会「介護予防展」などが開催されています。

※参考:文京区ホームページ

文京区の介護予防教室一覧

文京区の介護予防教室は、さまざまな分野に特化した内容になっています。

転倒骨折予防教室
転ばナイス教室

尿失禁予防教室

健康脳トレ教室
脳活エクササイズ教室
健康マージャン教室
健康音楽教室

ひざ痛予防教室
腰痛予防教室

若返りパワーアップ教室
パワーアップマシン教室
いきいき壱岐坂元気力アップ教室
口腔機能向上教室

シニアのためのフィットネス教室

文京区では上記に挙げた教室のほかにも、事前申込が不要の「文の京(ふみのみやこ)介護予防体操」も通年実施されています。

※平成19(2007)年度に、文京区が区民モニター、区内介護施設理学療法士、東京大学と協同で開発したオリジナル体操

介護予防の環境が整っている文京区

各教室の開催場所(地域会場)は、4つの地区(大塚・富坂・駒込・本富士)に適度に分散されており、公共の交通機関やコミュニティバスでアクセスしやすい場所にあるのもポイントです。

また、文京区が配布している情報誌「いきいきシニアの元気力マップ」には、介護予防に役立つ情報や地域の取り組みがたくさん載せられています。

シニアになっても気軽に運動や脳トレ、趣味、文化活動などに参加する環境が整えられている文京区は、高齢者にとっても魅力的で住みやすいまちであるといえるでしょう。