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清々しい梅の香りに包まれる「湯島天神梅まつり」

湯島天神梅まつり(文京梅まつり)は、四季折々の花をテーマに文京区内で催されている「文京花の五大まつり(桜・ツツジ・紫陽花・菊・梅)」の一つです。

学問の神様として知られる「湯島天満宮(通称:湯島天神)」の境内で、約300本もの梅が咲き誇る中、さまざまなイベントが行われます。

開催時期が受験シーズンに重なることもあり、期間中は多くの人々で賑わい、東京を代表する初春の年中行事にもなっています。

ひと足早く春の訪れが感じられる風物詩

文京梅まつりの開催時期は、梅の花が見ごろを迎える2月上旬~3月上旬。

氏子各町会や関係諸団体の支援のもと、回を重ねるごとに盛大さを増しており、東京の初春の風物詩としてテレビや新聞などでも取り上げられています。

境内の梅の木は樹齢約70~80年が中心で、約300本のうちの8割が白梅。

早咲きや遅咲きなど、種類によって開花時期に差があるため、何度も訪れて見ごろや色合いの違いを楽しむ参拝者も少なくないようです。

日没後には夜神梅(やかんばい)と呼ばれるライトアップも行われており、昼間とは一味違った幻想的な梅の表情も堪能できます。

江戸期から庶民に親しまれた梅の名所

江戸時代から梅の名所として庶民に親しまれた湯島天神は、梅をこよなく愛した菅原道真公が祀られている神社です。

初詣や合格祈願はもちろん、年中を通して参拝者が絶えない湯島のランドマーク的存在で、秋には「文京菊まつり」も開催されます。

最寄り駅は、東京メトロ千代田線の湯島駅。

駅のすぐ西側(徒歩約2分)に位置していますが、周辺エリアは標高差が激しいため、境内にいたるまでの参道(女坂・男坂・夫婦坂)は、どれも石段の坂道になっています。

周辺には銀座線の上野広小路駅、都営大江戸線の上野御徒町駅、JR御徒町駅、日比谷線の仲御徒町駅があり、本郷三丁目駅や巨大ターミナルの上野駅からも徒歩圏内。

アクセスしやすい交通利便性の高さも、参拝者が絶えない要因の一つといえるでしょう。

上野・御徒町エリアに隣接する湯島エリア

湯島天神は文京区と台東区の区境付近に位置しているため、湯島駅の周辺エリアでは賑やかな繁華街の活気も感じられます。

駅から上野方面に近い北東側には飲食店が立ち並んでおり、有名な上野のアメ横(アメヤ横丁商店街)までも徒歩約10分。

買い物や食が楽しめる一方で、都内有数の行楽スポット「上野恩寵公園」にも近く、自然や文化、レジャーが存分に満喫できる環境です。

湯島天神から上野公園の南端に位置する「不忍池」までは歩いて5分ほどで、芝庭が美しい明治期の豪邸「旧岩崎邸庭園」もすぐ近くにあります。

清々しい梅の香りに包まれながら情緒ある冬の風物詩の梅まつりを楽しんだ後、少し足を伸ばして、これらの上野エリアの人気スポットを観光するのもおすすめです。