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落ち着いた環境と治安の良さが魅力の千石駅エリア

千石(せんごく)駅は、文京区の最北端に位置している駅です。

駅前に「不忍通り」と「白山通り」が交差しているため、交通量は多いものの日中でも人通りは少なく、大通りから1本入れば静かな住宅街が広がっています。

繁華街や商店街がないため、栄えている隣駅の巣鴨駅と比較すると地味な印象さえありますが、治安面からいえば恵まれた環境にあるといえるでしょう。

国の特別名勝に指定されている「六義園(りくぎえん)」への最寄り駅の一つでもあり、周辺エリアは高級住宅地としても知られています。

広範囲からのアクセスがスムーズな単独駅

千石駅で利用できる都営三田線は、西高島平駅から目黒駅間(さらに東急目黒線を通じて日吉まで)を走行している路線です。

2023年3月から「相鉄・東急新横浜線」との相互直通運転も開始されているため、新横浜や海老名方面へもダイレクトに行くことができるようになりました。

隣駅の巣鴨駅までの乗車時間は、わずか2分。

歩いても10分ほどで移動できる距離にJR山手線が使える駅があるのは、単独駅である千石駅にとって大きなメリットです。

さらに、JR巣鴨駅の1つ隣には、有楽町線、副都心線、丸ノ内線、JR埼京線、湘南新宿ライン、東武東上線、西武池袋線が利用できる池袋駅があるため、広範囲の交通ネットワークにつながることができます。

江戸の歴史を語る緑豊かなスポット

千石駅から徒歩10分ほどの場所にある「六義園」は、小石川後楽園と並ぶ「江戸の二大庭園」の一つです。

江戸初期に完成した「桂離宮」の庭園様式を採用している回遊式築山泉水庭園で、五代将軍・綱吉の側用人であった柳沢吉保によって築園されました。

小高い築山と広い池を持つ園内からは、元禄時代の明るくおおらかな気風が感じられます。

駅から六義園とは反対方面に5分ほど歩いた場所にある「千石緑地」も、歴史の断片を垣間見ることができるスポット。

かつては一橋徳川家が所有していましたが、樹木域を可能な限り末永く残すことを条件に、国土緑化推進機構の理事長でもあった12代当主の徳川宗敬氏によって文京区に寄付されました。

平成6(1994)年から限定開放されており、区民の癒しのオアシスとして愛されています。

屋敷町の面影が残る住宅街

千石駅から北方面に広がる本駒込6丁目(六義園を中心とした一角)は、「大和郷(やまとむら)」と呼ばれる高級住宅街になっています。

過去に歴代の首相が3人も居を構え、現在も多くの著名人が住んでいる由緒ある土地で、江戸時代には加賀藩前田家の中屋敷が置かれていました。

六義園に向かう不忍通り沿いには、ショッピングモールやオフィスビル、住宅ゾーンなどが合わさった「文京グリーンコート」があります。

1998年の竣工以来、周辺住民の暮らしを支えている複合施設で、近代的な建物と緑豊かな美しいロケーションから、オープン当時はドラマのロケ地としてもよく使われていました。

大和郷ほどの高級住宅街ではないものの、駅の西側一帯(千石1~4丁目)にも江戸時代のお屋敷街の風情が残っており、全体的に落ち着いた雰囲気の住宅地が広がっています。