江戸川橋駅は、文京区の南西部に位置している駅です。
すぐ近くには桜並木が連なる「神田川」が流れ、周辺には「江戸川公園」や「ホテル椿山荘東京」といった緑豊かなスポットが広がっています。
駅前に交通量の多い幹線道路が走っているものの、全体的に落ち着いた雰囲気があり、安心して暮らせる住宅街として人気があるエリアです。
また、駅から徒歩4分の場所には、総合的な福祉施設「文京福祉センター江戸川橋」があり、地域に根づいたサービスが提供されています。
快適な交通利便性を有する単独駅
江戸川橋駅で利用できるのは東京メトロ有楽町線だけですが、路線数の多い主要駅へのアクセスが良く、単独駅でありながら快適な交通ネットワークを有しています。
隣駅には、JR中央・総武線各駅停車、東西線、南北線、有楽町線、都営大江戸線の5路線が乗り入れる飯田橋駅があり、わずか2分で移動が可能。
逆方面の3駅先にある池袋駅に出れば、丸ノ内線と副都心線、JR各線(山手線、埼京線、湘南新宿ライン)のほかに、東武東上線や西武池袋線へも乗り継げます。
新宿駅へは乗り換えが1回必要ですが、新宿駅西口までバスも出ており、なるべく歩かずに移動したい際に便利です。
駅名となっている「江戸川橋」の由来
神田川沿いにあるにもかかわらず、「江戸川」という川の名前が使われている江戸川橋駅。
この駅名は利根川水系の江戸川との関係性はなく、駅周辺の神田川流域が、かつて江戸川と呼ばれていたことに由来しています。
1974年に東京メトロの駅が開業した際、1971年まで運行していた都電の停留場名であった「江戸川橋駅」がそのまま踏襲されました。
江戸川橋は現在も駅のすぐ近くにあり、首都高に覆われた交通の要所で神田川を見下ろしています。
自然豊かで緑あふれるエリア
江戸川橋駅のそばには、文京区の穴場スポットともいえる「江戸川公園」があります。
神田川沿いに東西に広がっている細長い公園で、川沿いには多くのソメイヨシノが植えられているため、開花時期には花見を楽しむ人々で賑わいます。
駅から徒歩10分ほどの場所にある「ホテル椿山荘東京」も、江戸川橋エリアの自然の豊かさを象徴するスポットの一つ。
森のように緑豊かな庭園を有しており、三重塔(国指定有形文化財)などの貴重な史跡を巡りながら、四季折々の美しい自然を楽しむことができます。(現在、庭園入場はホテル利用者のみに制限)
充実した買い物環境
江戸川橋駅は、買い物に便利な駅としても知られています。
駅には「コモディイイダ」が直結しており、周辺には「まいばすけっと」「マルエツ」など、深夜まで営業しているスーパーが点在しています。
そのため、隣駅である護国寺駅周辺の住民が、江戸川橋エリアで買い物をするといったケースも多いようです。
駅の南側には、地元民に愛されている「地蔵通り商店街」もあるので、生活するのに必要な日用品はほとんど手に入るでしょう。