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穏やかで心地よい生活環境がある白山駅エリア

白山(はくさん)駅は、文京区のほぼ中央にある駅で、約300メートルある薬師坂の途中に位置しています。

地名と駅名の由来になっている「白山神社」が駅から歩いてすぐの場所にあり、紫陽花が美しく咲き誇る神社として知られています。

駅自体の知名度はそれほど高くありませんが、生活するのに便利な環境で、居心地の良さを感じる穏やかなエリアです。

多くの学生が行き交う活気ある駅

白山駅に乗り入れているのは都営三田線のみですが、坂を上がった先には本駒込駅があり、東京メトロ南北線も利用できる立地にあります。

駅のすぐ近くに東洋大学の白山キャンパスがあるため、ホームの駅名標には正式な副駅名ではないものの、「東洋大学前」の表示が添えられています。

東洋大学以外にも駅周辺にはさまざまな教育施設が存在しており、通学時間帯は多くの学生で賑わいます。

三田線は西高島平駅から目黒駅間(さらに東急目黒線を通じて日吉まで)を走行する路線ですが、新たに開業した「相鉄・東急新横浜線」との相互直通運転もスタートしているため、新横浜や海老名方面へもダイレクトに行くことができます。

2駅先には巣鴨駅があり、逆方面の同じく2駅先には水道橋駅があるので、JR路線への乗り換えもスムーズです。

住宅街に静かにたたずむ白山神社

白山エリアの代表的なスポットといえば、東京十社の一つで、都内有数の紫陽花の名所として知られている「白山神社」。

神社の境内から隣接する白山公園にかけて、約3000株もの紫陽花が植えられています。

見頃となる6月には、「文京花の五大まつり」の一つである「文京あじさいまつり」が開催され、期間中は紫陽花が立体的に咲き誇る「富士塚」も特別公開されるなど、観光客や地元の人々で大いに賑わいます。

歯の神様でもあることから、お祭りのイベント内で歯の健康やケアに関するユニークな催しが行われるのも、白山神社ならでは。

境内にある中国の革命家・孫文が座ったとされる石、黄金の目を持つ狛犬も一見の価値ありです。

暮らしと歴史と自然のバランスが取れた街

買い物に便利で生活がしやすいというのも、白山エリアの特徴です。

駅前の坂を上がった大通り沿いには、「三徳」と「コープみらい」といった2つのスーパーがあり、どちらも深夜まで営業しています。

さらに、坂の上下には「白山上向丘商店街」「白山下商店街」「京華通り商店街」の3つの商店街があり、学生の通学路にもなっています。

駅の周辺には、井原西鶴の「好色五人女」で描かれた「八百屋お七」の墓がある圓乗寺、幕末期の砲術家・高島秋帆の墓のある大圓寺など、寺院も多く点在。

寺社の緑と坂道が調和した、情緒ある街並みが印象的です。

駅から10分ほど歩くと、日本最古の植物園として知られる「小石川植物園」にもアクセスできるなど、暮らしと歴史と自然のバランスが取れた心地よいエリアといえるでしょう。