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秋の境内を彩る華やかな菊の祭典「湯島天神菊まつり」

湯島天神菊まつり(文京菊まつり)は、四季折々の花をテーマに文京区内で催されている「文京花の五大まつり(桜・ツツジ・紫陽花・菊・梅)」の一つです。

学問の神様として有名な「湯島天満宮(通称:湯島天神)」の境内に、秋を代表する花として親しまれている菊が盛大に展示されます。

丹精こめてつくられた多種多様な菊花を鑑賞しようと、毎年、全国各地からたくさんの人が参拝に訪れており、文京区を代表する秋の風物詩といえるでしょう。

関東有数の規模を誇る菊の展示会

文京菊まつりは、1979(昭和54)年度から行われているイベントで、毎年11月1日~23日頃に開催されています。

約二千株の色とりどりの菊の花々が、広い境内に咲き誇る様子は圧巻の一言。

都内では珍しい「菊人形」や、切り立つ崖に懸かるかのごとく垂れ下がるように仕立てた「懸崖(けんがい)」、一株から多数の花を咲かせて一輪の花のように見せる「千輪咲」など、芸術ともいえる見事な作品が並びます。

菊人形のモチーフは、その年の大河ドラマがテーマとなるのが恒例となっており、生花をまとった人形たちによる華やかな大河シーンはファンならずとも必見です。

梅の名所としても名高い湯島天神

開催場所である湯島天神は、江東区にある亀戸天神社や国立市にある谷保(やぼ)天満宮と並ぶ「関東三大天神」としても知られています。

最寄り駅は、東京メトロ千代田線の湯島駅。

駅のすぐ西側(徒歩約2分)に位置しているものの、周辺エリアは標高差が激しい地形になっているため、境内にいたるまでの参道(女坂・男坂・夫婦坂)は、どれも石段の坂道となっています。

江戸時代から庶民に愛されてきた梅の名所としても有名で、冬の時期には「文京梅まつり」も開催されています。

初詣や受験シーズンはもちろん、五大まつりの2つもの会場となっている湯島天神は、年中を通して参拝者が絶えることのない、湯島のランドマーク的存在なのです。

上野・御徒町エリアに隣接する湯島エリア

湯島天神のある湯島エリアは文京区と台東区の区境付近に位置しており、上野・御徒町エリアに隣接した場所にあります。

そのため、銀座線の上野広小路駅、都営大江戸線の上野御徒町駅、JR御徒町駅、日比谷線の仲御徒町駅からもアクセスが可能で、巨大ターミナルの上野駅も徒歩圏内にあるなど、最寄り駅の湯島駅以外にも多くの駅や路線が利用できる環境です。

湯島天神の北側には都内有数の行楽スポット「上野恩寵公園」の緑豊かな敷地が広がっており、園の南端に位置する「不忍池」の蓮池まで歩いて5分ほどで行くことができます。

北東側には商店街や飲食店が多く存在しており、御徒町駅から上野駅の間に位置する「アメ横商店街」にも徒歩10分で行けるなど、賑やかな繁華街の活気も身近に感じられるエリアです。